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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第33章 女の友情を深める○談




「あのね…フレイアとエルドさんの事で教えてもらいたい事があるの…」


「え?私とエルドさんの事?」


フレイアは思わず身構える。
こんなにモジモジと赤くなりながら自身とエルドの事で聞きたいなんて、相当ディープな内容であることに間違いはないだろう。





「フレイアはエルドさんとする時、ちゃ、ちゃんと見てるの??」


「え?見てるって何?え?つまり……その…」


「そう!ソコのこと!」


フレイアは思い切り吹き出したかと思えば咳こみ、どうしたんだと言わんばかりにクレアの顔を覗き込んだ。


「私、兵長の見たことないの……でもどうしたらいいのか分からなくて…」


クレアはフレイアの両腕を掴んで思いっきり揺さぶりながら先程ハンジと話した内容をフレイアにも話した。


「わ、わ、待って待って!!確かにハンジさんの言うとおりだと思うよ。リヴァイ兵長はクレアのこと大切に想うからこそ、今までそうしてきたんだよ。」



「でも普通の恋人同士は隠すような事はしないんでしょ?フレイア達がいつもどうしてるのか私にも教えて!」


「え?えー?!」


恋愛には奥手なクレアがなりふり構わずグイグイとくる展開にフレイアは軽く目眩を起こしそうになる。


「お願い…お姉ちゃん!!」


いつも頼りにしているフレイアに思わず“お姉ちゃん”と言ってしまったが、年はフレイアの方が下だ。


「あんたの方が年上でしょ?!」


「あうっ!!」


軽くデコピンをされ、頭が後ろに仰け反った。


すると、フレイアはたたまれていた布団を広げると、ベッドにうつ伏せになりクレアにも横になるように促した。


「あっ、ロウソクは1つだけ残してあと消して!こんな話、明るい所じゃ話せない!」


「わ、わかった!」


ほぼ真っ暗になった部屋のベッドに2人で横になると、準備はOKの様だ。



「私もあんまり経験豊富って訳ではないから全部は信用しないでね?」


「う…うん……」


クレアはゴクリと唾を飲み込んだ。



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