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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第33章 女の友情を深める○談




「で、話は戻るけど、本当に見た事ないの?」


「……はい……」



そう、クレアはリヴァイと恋人同士になり半年がたとうとしているのだが、今までの睦み合いの中で一度たりともリヴァイの“ソコ”を見たことがなかった。
自分のはばっちり見られてしまっているのに、リヴァイのは見たことがない。それは普通の事なのか疑問だったのだ。


「もしかしたらリヴァイのチ○コって小さいのかな?それがコンプレックスだったりして?!アハハハ!!」


「真面目に聞いてるんですから笑わないで下さい!!それに私は兵長のが普通なのか小さいのかはわかりません!!」


真剣に聞いているクレアをよそにハンジは実に楽しそうだ。


しかし、クレアは心当たりが無いわけではなかった。


「きっと、私に原因があるんだと思うんです……」


「何か心当たりがあるの?」


「は、はい……」



クレアは重い口を開いた。



おそらくきっかけは初めてリヴァイと交わった時だ。クレアはリヴァイが自身のベルトに手をかけた音を聞いた時に、馬具倉庫で襲われた時の事がフラッシュバックしてしまい、ほんの一瞬だがパニックを起こしてしまったのだ。

それからリヴァイと身体を交える時は必ず毛布をかけられたり、深い口付けで目を瞑らされたり、後ろ向きにされたりと、よくよく思い返せば肝心な所を見ることないまま今に至っている。


もちろん事後は事後で目を瞑ったまま息を上げてしまうことが殆どで、同じく目にすることなく今に至ってしまっていた。




「こんな感じなんですけど…こんな事で悩むのっておかしいんでしょうか??」


話し終えたクレアは不安げにハンジの顔を見るが、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるかのような笑顔をニコリと向けてくれた。


「そんなことないよ。リヴァイはきっとクレアのこと、大切で大切で、大切にしすぎてるだけだよ。」


「……でもこのままだとなんだか私が壁を作ったままの様な感じがしてしまって……だからといって男性のその部分を自ら見せてくれと言うのも…なんというか……」



クレアは言葉につまり俯いてしまう。


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