第28章 リヴァイの約束
──バタン──
リヴァイの自室に着き扉を閉められると、突然バスタオルと着替えを放り投げられる。
「わっ、わっ、兵長?!」
「先に入ってこい。」
そう言われると、2重に羽織っていたマントをスルリと脱がされた。
「さっさと出てこいよ。こっちはさっきの続きをする気で連れてきたんだからな。」
「!!!」
リヴァイは椅子に腰掛けると脚を組みながら悪い笑みでクレアを見下ろした。
「な、なんでそうなるんですか?兵長、一晩眠ってらっしゃらないですよね…?」
「あ?そんな事はどうでもいいだろ。いいから早く入って来い!」
「は、はい!!」
クレアは顔を真っ赤にしながら脱衣所の扉を閉めると、勢いよくシャワーを出し頭からかぶった。
つい先程いたしたばかりだというのにリヴァイは何を考えてるのだろうか。
まかさ本当にこの後リヴァイは自分を抱く気なのだろうか?
ドキドキと胸が高鳴ると、その心音は拍動するごとにリヴァイを受け入れる準備をせよと全身に命令を下しているようで、クレアの秘部からは湯ではない液体がトロリと溢れ出てくるのを感じた。
まさか、まさかとは思うが自分もリヴァイに抱かれたがっているのだろうか?
意志と身体が相反する反応をしている。
クレアはどうすることもできず、かぶりをふりながら急いで身体を洗う手を動かす事しかできなかった。
リヴァイから借りたシャツを着て出ると、すでにリヴァイは全身のベルトを外し、シャツも脱いでる最中だった。
「お、お待たせしました……」
リヴァイは無言でクレアの持っていたタオルを手に取ると、長い髪を傷まぬよう丁寧に拭き直していく。
優しくも繊細な手付きは、ドキドキするが、とても心地の良いものだった。
「すぐに出るから、待ってろよ。」
「は、はい……」
タオルをクレアに返すと頭をクシャッと撫でてシャワー室に入っていった。