第28章 リヴァイの約束
2人は毎日顔を合わせてはいたが、だいぶ長いこと恋人らしい触れ合いをしていなかった。
当然リヴァイは宣言通りにやめるつもりもなければ、込み上げる欲望に抗うつもりもない。
リヴァイは後ろから耳や首筋に舌を這わせながら時折強く吸いつき跡を残す。
2重に重ねたマントからすり込ませた手から感じるクレアの肌は温かく熱を帯びていた。
ずっと抱きしめていた効果か、先程の凍えた状態からは脱しているようだ。
その熱に少し安堵すると、両手を使ってクレアの胸の先端を緩く摘み愛撫をする。
「あぁ……あぁん!……んん!」
クレアもクレアで、長らくご無沙汰をしていた感覚に敏感に反応してしまい、言葉とは裏腹に身体をよじり喘いでしまう。
首筋からはリヴァイの唇でゾクゾクと、両方の胸からは指先からビリビリとした快感が送り込まれ、その熱はある一点に集中しようとクレアの下半身に一気に流れ込んでくる。
それはもうここが壁外であることを忘れてしまいたくなってしまう程だった。
「ここは、兵舎じゃないから遠慮はいらない。好きなだけ声だせよ……」
「んん…ダ、ダメ…です…」
「お前の声で巨人が起きたら俺が削いでやるから安心しろ。」
「そ、そんなぁ……キャア!」
するとリヴァイはクレアのズボンのベルトを外すと、右手を下着の中に入れ先程から疼いていたと思われる花芯に触れてやった。
「いやぁ…イヤです……兵長……ああ!」
「イヤではないだろう…久しぶりだからな。まずはここからイカせてやるよ。」
「そ、そんな…待って…待って下さい…」
身体がしなり、ビクビクと震えながら首をブンブンと振るが、容赦なくリヴァイが弄ぶ手を止めずに攻めたてれば、触れている部分からつま先にかけて浮遊感の様な感覚が走り、あっけなくクレアは陰核の愛撫だけで達してしまう。
「い、いやぁ!あぁぁん…!!へ、兵長……」
久しぶりの絶頂に声を抑えることなど、すっかり忘れ、疼いていたものを発散させるように果ててしまうと、クタリと全体重をリヴァイに預けて息を上げてしまった。