• テキストサイズ

ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第25章 想いの果てに



悪魔の囁きともとれる甘い言葉を注がれた後にやってきたのは焼けるような快感だった。


「あぁ!!」


口淫をされるのは初めてだ。

柔らかい唇が自身のモノを包みこみ、優しく、時々吸い上げるように強くメリハリをつけて上下運動を繰り返す。
舌はまるで何かの生き物のように卑猥に動き、モブリットを善がらせた。

女の口では咥えきれなかった根本の部分も抜かりなく手を使い丁寧にしごき上げられる。

熟練された娼婦の手ほどきに、モブリットはなす術などなかった。



「…………くっ!」



ビチャビチャと溢れてきた女の唾液と先走りが混じり合う音が部屋に響き出す頃、モブリットは1回目の絶頂を迎えようとしていた。


ゾクゾクと湧き上がる射精感に抗うように自身の下半身に目をやれば、足の間に膝を付き懸命に口淫するハンジの姿が見える。



「(なんで…こんなに…そっくりなんだ…)」



本当に、本当にやるせなくなる程にそっくりだ。


思わず欲望に任せて女の頭を掴んでしまったが、女はそれが絶頂の合図と受け取り、吸い上げる力をより一層強くさせると、一気に上下運動を加速させた。




「(…………あぁ、分隊長…)」




その瞬間にモブリットは長らく溜め込んでいた欲求をドクドクと脈打たせながら娼婦の口の中に吐き出した。




「はぁ…はぁ…はぁ…」






「気持ちよかった?」



女はゴクンと精液を飲み込んで見せた。



「あぁ…こんな情けなくなるほどに…気持ちよかった…」



さも当たり前かのように飲み込む姿を見て驚くが、まともに返事を返すことができなかった。



「ねぇ、モブリット。兵服、脱いでもいい?」



少しいたずらっぽく微笑みながらお願いをされれば断る理由などない。

次は何が始まるのかと、モブリットは上がる息の中少し身構える。



すると、女はブーツと、マント、ズボンと下着を脱ぐと再びベッドに上がってきた。


下半身は裸で上半身はシャツとジャケットを着ている状態である。

そのアンバランスな状態は、すぐに裸になられるよりも厭らしく感じ、たった今射精したばかりのモノが再びゾワゾワと騒ぎ始めてしまった。




/ 1981ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp