第22章 リヴァイ、悔いなき選択 奇行種、困惑
……どうしよう。
こんな所でダメだって、分かってるのに…
分かってるのに…
一般兵のほとんどははおそらく今頃は疲れて自室で休んでいるだろう。
でもリヴァイやハンジなどの幹部組は壁外調査後も忙しいのだ。
今とて誰がノックするかわからない。
しかし、生きてお互いの無事を確認できたせいか、はたまたこんな所ではいけないと思う背徳感からか、クレアはリヴァイから与えられる快感を受け取れば受け取るほどに自分の身体とは思えない程興奮していくのを自覚せざる負えなかった。
リヴァイとて同じだ。
今朝この腕に抱きしめた時点では、また生きて会える保証などどこにもなかったのだ。
無事を確認でき、また血の通った温かいクレアの身体にふれてしまえば理性の1つや2つは飛んでいって当然だ。
むしろ、それの何が悪い。
もう休めと言ったのに、それを聞かずにやってきたのはクレアの方だ。
文句など言わせないとばかりにリヴァイは少し性急に愛撫を進めていった。
膝に乗せたままスカートを捲し上げて下着に手を入れれば、何の障害物もなくスルリと目的地まで辿り着ける。
リヴァイ自身、まだ慣れないその滑らかな感触にゾクリとそそられると、下着の中は既に十分な程に滴っていた。
「はぁ…ん……」
少し指を入れればクレアは素直に反応し、もどかしそうにも腰を動かす。
「欲しくなってきたか…?」
「………!!」
そんな質問に、どう答えればいいのだ。
リヴァイとはもう何度か身体を交えたが、そんな質問に素直に答えられるほどクレアは大人ではなかった。だが確実に今の自分はリヴァイを欲している。
下着の中の濡れ具合など触らなくても分かるほどに。
だけど、自ら快感を欲しがるなど、どうしても恥ずかしくて、大きな蒼い瞳を揺らしながらリヴァイを見つめる事しかできなかった。
「はぁ…その沈黙は肯定と解釈するぞ。」
そう言うと、下着をスルリと脱がし、リヴァイはクレアを対面に跨がらせると、既に熱を滾らせていた自身のモノで貫いてしまった。
「あぁん!」
思わぬ衝撃に大きな声が漏れてしまう。
しかし、その衝撃を受けとめきる前に、無慈悲にも下から突き上げられてしまうと、クレアの身体は大きく揺れてしまった。