第20章 愛しい奇行種
グッタリと脱力しているクレアの腕を引っ張り座らせると、リヴァイは着ていたシャツを下から上に引っ張り上げ脱がせてしまった。
「キャアア!!な、なにするんですか?」
クレアは恥ずかしさのあまり両腕で胸元を隠して縮こまってしまう。
「おい、時計が見たいんだろ?今なら見れるぞ。」
「えぇ?!」
確かに時計を確認したかったが、見なくていいと言ったり、見ろと言ったり、しかも服を脱がせておいて、いきなりなんなのだ。
頭の中は疑問符だらけだったが、リヴァイを見れば早くしろと言わんばかりに顎で時計をクイッと指している。
恥ずかしい事この上ないが、よくよく考えてみれば、この後リヴァイだって仕事があるかもしれない。時刻によっては部屋を出ていかなければと思うと、時計に手を伸ばさざるを得なかった。
仕方なくクレアはベッドの端まで膝でスリスリと進み、背中を向けている時計に手を伸ばしたが……その時だった。
「あぁ、クレア。悪かった、善がらせてやる約束だったよな。」
──グイッ──
そう呟いたリヴァイはズボンと下着を少しおろすと、後ろからクレアの腰を持ち上げて引き寄せ、すっかり硬くなっていた自身のモノを一気に挿入した。
「い、いやぁぁ!!」
時計まであとわずかなところで、いきなり後ろから貫かれてしまったクレアは、思わず甲高い声を上げてしまう。
「兵長……?いきなり何するんですか…!?」
貫かれた衝撃に軽く目の前がチカチカしたが、必死に問いかける。
「すまない、順番を間違えた。時計を見るのは善がった後でいいよな…」
「兵長…!それ…ぜったいワザとです…よね…はぁん…!」
クレアの文句もお構いなしにリヴァイは華奢で細い腰を掴むと、激しく自身のモノを打ちつけていく。
「あぁん…、はぁ…はぁ…」
背後から攻められる刺激は昨日した体位とはまったく違った。リヴァイの反り勃ったモノがより深い所まで届くのか、打ちつけられる度に重苦しいほどの快感がクレアを襲い、漏れ出る嬌声を抑えることができない。
クレアはシーツをギュッと握りしめ、快感に悶ながら耐えることしかできなかった。