第20章 愛しい奇行種
首筋に舌を這わせキンモクセイの香りを堪能すると、今度は触れるだけのキスをする。
何度も何度も角度を変えながら唇の感触だけを楽しむ様なキスをしているうちに、段々とクレアの抵抗に力が入らなくなってきた。
よく見ると、下着をつけていないシャツからは触れなくても分かるほどにむねの突起が透けて見え、下半身は疼くのを我慢しているか、両膝をすり合わせている。
「なんだよ、感じてるのかよ。」
「そ、そんなことありません!!」
意地悪なリヴァイに威勢よく否定をするが、すぐにその抵抗も無意味とばかりに手折られてしまうこととなる。
リヴァイは何も履いていないクレアの秘部の割れ目に指を滑らすと、そこはすでに愛液で溢れてシーツを濡らしていた。
「あぁ…あぁ…」
十分に感じていることを確認すると、口でシャツの上から胸の突起の愛撫をしてやる。
直接触れられるよりも焦れったさが増すのか、クレアは疼く様な快感を抑えることができなかった。
リヴァイが膣内に指を侵入させれば、昨夜とは打って変わってすんなりと受け入れる。
本人が痛がる様子を見せなかったのをいい事に、リヴァイは指を増やして速度を上げると、クレアの声はすぐに甲高い嬌声へと変わっていった。
リヴァイは指の腹を使って器用にクレアの弱いところはどこかと隅々まで探る。そして、とある場所で急に腕を捕まれたかと思ったら、イヤイヤと首を振られてしまった。
「…ココが感じるんだな?」
「……!!」
そんな事を言われて、はいそうですなど言えるわけもないクレアは、無言で首を振る事しかできなかった。
しかし、リヴァイにとってみれば、その反応で十分だ。指を動かす速度を緩めることなく攻め立てると、すぐにクレアの身体は小刻みに震えだす。
「あ……あ…」
リヴァイにしがみつく腕にもより一層力が入る。
「無駄な抵抗はするな、イッちまえよ。」
「もう…ダメです…!兵長…イッちゃいます…」
その言葉を聞いた瞬間にクレアはビクビクと身体をしならせ達してしまった。
「はぁ…はぁん…兵長、ひどいです。」
「ひどいとは心外だ。モノ欲しそうに脚を開いて誘ってきたのはお前だろ。」
「私…そんなつもりじゃ…」
「はぁ…ちゃんと満足させてやるから素直に善がってろよ。」