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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第20章 愛しい奇行種


ベッドに手をついてサイドテーブルの時計に手を伸ばそうとしたが、自身の下半身の違和感に気づき顔が一気に青ざめる。

異様なほど腰まわりの風通しがいいように感じるのだ……

部屋をくるっと見渡すと、昨日まで自分がつけていた下着が上下共に干されているのが目に入った。

考えたくはない…考えたくはないが、今自分は四つん這いで時計に手を伸ばしながら尻を丸出し状態だ。
幸い尻は壁の方を向いていた為、リヴァイに見られてはいないが、見られていないからといって良いわけではない。
しかも、この状況を眉一つ動かさず直視しているリヴァイと目が合ってしまい、思わず羞恥の声を上げてしまった。


「キャアア!!」


両手で腰のあたりを隠して思いっきり膝立ちでのけぞると、今度はバランスを崩して後ろにひっくり返ってしまい、後頭部を壁にぶつけてしまった。

最悪なことに今度は恥ずかしい所がまさかのリヴァイに丸見えだ。

──ゴツン──


「いたっ!!って?………キャアアアア!!!兵長ひどいです…」



「……………。」


コイツはいったい一人で何をやってるんだ。
まぁ…考えてることは大体想像できるが。
ちなみに俺は何もしていないぞ。


穏便な目覚めにしてやろうと思っていたが、局部を晒してこんなにも羞恥に悶える姿を一方的に見せつけられてはそうもいかなそうだ。


リヴァイは靴を脱いでベッドに上がると、クレアに覆いかぶさり見下ろした。


「おい奇行種…こんな斬新な男の誘い方どこで覚えた?まさかあのクソメガネの入れ知恵か?」


「さ、誘い方なんて…な、何もしてません!私はただ、時計を見ようとしただけです。」


「ほう、お前は時計を見ようとする時、こんな男を欲しがるように脚を開くのか?」


「こ、これは事故です!」


「あぁ、わかった…もう黙れ……」

必死に抵抗をするが、リヴァイはびくともしない。
何故だか口元が笑ってる様に見えるのは気のせいだろうか…


「あ!いやぁ……」


無防備な首筋に舌を這わせれば、ジタバタと抵抗しながらも甘美な声を上げたため、リヴァイの下半身はすっかり火をつけてしまった。
もう後戻りはできなさそうだ。


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