第19章 大雨と雷鳴とハンジ班の奇行種
「まだ痛いか?」
「あ、あの…もう余り痛くはありません…」
どうやら痛みの山は越えたようだった。
痛みに耐えようと全身に力が入っていた様だったが、今はその力が抜けているのか、息を上げてクタリとしながらリヴァイを見つめている。
「そうか、気持ちよくなってきたらちゃんと言えよ。」
痛みからは解放されつつある様子に安堵すると、リヴァイは再び激しく自身のものをクレアの中で往来させた。
「あぁん…待って…ください…」
クレアの懇願もむなしく空(くう)を舞うと、律動は激しさを増す一方だった。
ズチュッ…ズチュッ…ズチュッ…
窓に打ち付ける雨とこの部屋に響き渡る水音の果たしてどちらが激しいか、もはや比べ物にならない程である。
そんな中クレアは自身の身体に感じたことのない感覚が湧き出ているのに気づき始めていた。
激しく自身の奥を突かれる度に痺れるような甘い感覚が下半身を襲うのだ。それは繋がった部分からつま先の先まで包み込むような心地で、自然に漏れる声も甲高く甘美なものになっていく。
「はぁ…あぁ…兵長…気持ちいいです……」
クレアの声が完全に嬌声に変わったのを確認すると、リヴァイは胸の先端や首筋にも愛撫を加えて更にクレアを善がらせてやろうとした。
愛撫を加えるとクレアの身体はビクビクと与えた刺激の通りに反応し、膣内はもっと刺激を欲して締りをよくしてしまう。
「いい子だな…」
素直な反応に満足げなリヴァイだったが、締りをよくしたクレアに包まれているソレはそろそろ限界を迎えようとしていた。
しかし、射精感を必死に抑えていたが、クレアの様子を見るとこちらもそろそろ絶頂感を感じているようであった。
下半身に力が入り、リヴァイの肩を力いっぱい掴んでいる。
「兵長……なんか変です…なんだか…なんだか…」
ブルブルと首を振りながらリヴァイに訴えている。
「大丈夫だ。そのままイッちまえ、俺も、そろそろ出すぞ…」
「あ…あ…ダメ…ダメです…イッちゃい…ま…す…!」
リヴァイが腰を打ち付ける速度を上げると、ビクッと身体をしならせあっけなくクレアは達してしまった。
それを見届けるとリヴァイも、溜まりに溜まった欲望をクレアの胸元へ解き放った。