第19章 大雨と雷鳴とハンジ班の奇行種
「え…?そんな…」
そう言うとリヴァイはキスをしながらゆっくりとクレアを押し倒し、指での愛撫を再開させた。
「あぁ!はぁん……兵長…」
絶頂寸前で、往来を止められてしまったソコはまだ疼くように熱を燻らせていたのか、リヴァイが愛撫を再開させると、ものの数分で湧き上がるような快感の波が再びクレアに押し寄せた。
リヴァイにしがみつく手に力を入れ、クレアはこの状況に助けを求める様にリヴァイを見ると優しい視線とぶつかった。
「大丈夫だ…このままでいろ。ちゃんと気持ちよくしてやる。声は好きなだけ出せ。」
優しく耳元で囁かれたが、言ってる内容はだいぶ過激だ。
「そんな…そんな…あぁん…もうダメです…」
動かす手のスピードを上げると、クレアはブンブンと首を振りながら全身を硬直させた。
「あぁ…!リ…ヴァイ…兵長……」
ビクビクと痙攣させながら身体をしならせると、クレアは何かを訴えるかの様にリヴァイを見つめた。
「…………!」
自分の名前を呼びながら、蒼い瞳にいっぱいの涙をためビクビクと絶頂を受け入れるクレアの情欲的な顔は、リヴァイの下半身をドクンと高鳴らせた。
「無事にイケたか?悪くなかっただろ?」
「……」
すがるようにしがみつくクレアは、息を上げて何かを言おうとしている。
「…はい…気持ちよかったです…」
絞り出すようにそう言うと、ぐったりとリヴァイにもたれかかってしまったが、これで終わりにできるわけが無い。リヴァイの下半身はだいぶ前から苦しくなるほどに膨張をしたままだった。
自分なりに紳士的な進め方をしたつもりであったが、それもそろそろ限界だ。
「クレア、こっちもそろそろ我慢の限界だ…俺のを挿れてもいいか?」
リヴァイはクレアを仰向けに寝かせ直すと、髪を優しく撫でながら問いかけた。
「はい…大丈夫です…」
怖くないと言えば嘘になるが、これからするのは好きな人と一つになれる尊い行為だ。
不安でいっぱいだったが、クレアはリヴァイをちゃんと受け入れたかった。
不安な表情が少しでも和らぐ様に触れるだけのキスを何度かすると、リヴァイは自身のベルトに手をかけた。