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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第82章 番外編・2人を繋げたモノは…?






「アハハハハ!!それってさ!それって…ナイルが2人の愛のキューピットって事じゃん!!ヒーッヒヒヒ!!嗚呼、腹いてー!!」



「俺が…2人のキューピット?」



「ナイルさんが…?」 「この髭ヅラが…?」




ハンジの言う通り、エルヴィンが生まれたばかりのナイルの子供の祝福にかけつけたのが急用なら、それがきっかけでハンジが暴走講義をし、クレアが調査兵団へと入団する事になったのだ。


リヴァイとクレアが出会うきっかけになったナイルは立派な愛のキューピットだ。




「そう!その“髭ヅラ”がキューピット!ブァファ!!アハハハハ!!!」



「ハンジ…そこまで笑ってくれるな……」



「だってさぁ…!ヒィィ!」




リヴァイの機嫌をとろうと話を振った“馴れ初め”だったが、とてつもない変化球で戻ってきてしまいナイルは深いため息をついたのだが、一部始終を聞いていたタリアがハンジをたしなめながら会話に入ってきた。




「ハンジ、ダメじゃない!そんなに笑うなんて失礼よ!?」



「だってさぁ!キューピットだよ?キューピット!この髭ヅラのおっさんが!!」



「あら、いいじゃない。お髭の師団長さんが愛のキューピットだなんて…素敵じゃない…ねぇ?」



酒で目元を赤くしたタリアが色っぽい視線でナイルを見つめ、“お髭の師団長さん”と妖艶に笑う。


その辺を歩いている女好きの男であれば、タリアの美貌にエロティックな仕草で文句無しにイチコロだ。



しかし、何を隠そうタリアはハンジにそっくりなのだ。

化粧をしている、していないの違いはあるし、着ている服もまったく正反対の物。

だが、どうしても別人には見えず、ナイルの心は複雑だ。





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