第82章 番外編・2人を繋げたモノは…?
ハンジとタリアの盛り上がり方は会食披露宴というよりは、宴会騒ぎのようだ。
いったいどんな内容で盛り上がっているのだ。
ハンジの席には他にピクシスやナイルも同席している。
ハンジとタリアの様子が気になったクレアとリヴァイは、2人に礼を言うと、宴会騒ぎになっているテーブルへと向かった。
「あー!クレアだぁ!!やっと来たぁ!ほらここに!ここに座りなさい!!」
「えぇ?!ハンジさん?!わっ!わっ!!」
声をかける前にクレアに気づいたハンジは、リヴァイから車椅子をぶん取ると、自分の隣へと勢い良く誘導してしまう。
「なにすんだよクソメガネ…!」
「いいじゃんいいじゃん!!どーせリヴァイはこの後エンドレスでクレアとベッドインするんでしょ?!ケチんないでよね!!」
「ハ、ハンジさん!!」
「おい……」
酔っ払ったハンジの発言にテーブルの向かいにいたナイルが盛大にワインを吹いたが、当の本人はまったく気にせずグラスを傾けてはカラカラと笑っている。
リヴァイも不機嫌そうに突っ込むがハンジの耳には届いていないようだ。
「アハハ!アハハハハ!!クレア可愛い〜照れてる!照れてる!」
「本当に、クレアってなんでこんなに可愛いのかしら。年齢はもうちゃんと大人なのになんか幼い顔立ちで、ちっちゃくって…子供みたいなのに子供じゃない…なんかこう、全てにギャップがあるのよね!!!これはもう生まれ持った才能よ!!ねぇ!どう?ママの店で働かない?クレアなら速攻でナンバー1よ!!」
「タ、タリアさん…?!」