第82章 番外編・2人を繋げたモノは…?
「兵長?せっかくなので皆様のテーブルまわって、今日の御礼をしませんか?」
「礼か…?」
「はい!皆様、今日は私達のために集まってお祝いをしてくださったのです。私、感謝の気持ちたけでも伝えたいです!」
「そうだな…了解した。」
もうあとは各々飲み食いして盛り上がるだけで、特にする事はない。
クレアの要望を快諾したリヴァイは、ワインの瓶を1本手に取ると盛り上がっているテーブル1つ1つ周り挨拶をしていった。
「マーサさん!グレンさん!今日はありがとうございました!!」
「クレア、とても素敵だったわ!それにこんな豪華な食事まで…ありがとう!」
「せっかくですので沢山召し上がって下さいね!…あ、あれ?ランスロット…ですか?」
クレアは2人のグラスにワインを注ぐと、マーサがランスロットを抱いているのに気づいた。
このテーブルにはビスマルク夫妻とタリアとランスロットの4人席にしていたはすだが…
タリアはどこに行ってしまったのだ。
「タリアさん、おひとりで子育てされているんでしょ?話を聞いていたらいてもたってもいられなくてね…抱っこさせてもらったら泣かなかったものだから…私達でみてるから好きに飲んできてって言ったの。」
「そ、そうだったんですか?!」
「女手1つで子育てなんて…簡単な事じゃねぇからな…今日くらい羽目を外して酒飲んでも、罰当たらないだろうよ!ほら、あそこで団長さんと楽しくのんでるぞ!!ガハハ!いい笑顔だな!!」
「あ……」
グレンが指さした方を見ると、そこには各兵団のトップが集まるテーブルに、ハンジとタリアが肩を組んでそれはそれは楽しそうに盛り上がっていた。