第80章 最終章・もう1つの花言葉
「そ、そんなこと…」
“俺を手伝え”とは“俺の仕事”ではなく“俺自身”がやる気になるように手伝えという事だったらしい。
まわりくどいのか、直球なのかもはやよくわからない。
しかし、仕事をやる気にさせるなどいったいどうしたよいのだ?
「お仕事をやる気にさせるって…わ、私は…いったい何をすれば…いいんですか?」
「簡単だ。このまま、おとなしくしていればいい…」
「それって…ふぅ…んん…!!」
ゴソゴソと侵入してきたリヴァイの手によって胸の下着を強引にずらされると、1番敏感な頂きを摘まれてしまう。
それと同時に上がる甘い声。
「そうだ…それでいい。」
リヴァイは期待通りの反応を見せるクレアに興奮をそそられると、愛撫する指先に少し力を込めながら首筋に噛みついた。
「あぁぁん…!!んん…へい…ちょう…こんな所で、いけま…せん…あぁ、あぁぁ!」
予想外の展開に頭はパニックだが、リヴァイはまさかここでするつもりなのだろうか。
訓練は終わったが、まだ兵士達は起きている。
誰かがノックする可能性は十分にあるがリヴァイは愛撫する手を止めなかった。
「やめるつもりはない…お前が足りない。もう限界だ。」
「ですが…その…誰かきたら…」
「…もう喋るな。」
「あぁぁん…!!」
同じ兵舎にいながら中々2人でゆっくりする時間を取れなかったのはクレアも同じ。
そう、クレアだってリヴァイが恋しかった。
ずっと2人は同じ気持ちだったのだ。
リヴァイが触れてる胸の頂も、首筋も、焼けるように熱い。
送り込まれる刺激に負けそうになりながらも懸命にここではダメだと訴えたが、リヴァイはクレアを離さなかった。