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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第80章 最終章・もう1つの花言葉






「ほ、本当に…ごめんなさい…」



「全然!大丈夫っす!!」




クレアはオロオロとしていたが、水を吹きかけられたジャンの表情はどことなく嬉しそうだ。

濡れたハンカチを几帳面に畳んでから大事に大事にとポケットへしまうジャン。



クレアの口から吐き出された水分を存分に含んだハンカチをいったいどうするつもりなのだろうか。



ミカサ達はそんな突っ込みを入れたい所だったが、サシャの爆弾発言ならぬ爆弾質問の答えも非常に気になる。





「で、どうなんですか?!クレアさん!!」





気になるジャンの行動はひとまず置いといて、クレアの答えに耳を傾ける事にしたようだ。




「え…ど、どうって?!」



「「もう!兵長との事ですよぉ!!」」




焦れたサシャとコニーが鼻息を荒くしてドンドンとテーブルを叩きだす。




「ちょっと待ってよ。た、確かに兵長とは…その…お、お、お付き合いをしている関係だけど…結婚とか、そんな話はした事無いわ…」




「えーー?!そうなんですか?!」





期待していた答えではなくガッカリモードになるサシャとコニー。





「う…うん…そうよ…だからって、別れ話をされたりなんて事も無いけど…ね…?というかサシャ、なんでそんな事聞くの?」




「私達が兵長とクレアさんの事を知ってからだいぶたちますが、兵長ってみんなの前ではあまりベタベタしませんよね?そんな兵長が海を見に行った時にまさかの濃厚なラブシーン!!あれって公開プロポーズだったんじゃないかってしばらく私達の間で話題になってたんですけど、いつまでたっても結婚発表がないので、気になってたんです。」




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