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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第75章 導きと再会






それまでに外の脅威がこの3重の壁に攻め込んでこないのをただ祈るしかない。


エレンが継承した“始祖の巨人”と“進撃の巨人”。


それを中心に、3つ兵団は力を合わせて外の世界と対等に戦うために沢山の話し合いが必要だ。


今できる事にやらねばならぬ事…


問題に課題はため息が出るほど山積みだ。





「もう…7時か……」


「あ……」




リヴァイからこの1ヶ月に起こっていた出来事を聞いていたらもうそんな時間になっていた。


大部分は聞いたが、まだまだ細かな話もあるのだろう。


全部聞き終えるにはまだ時間が必要だ。


だが、リヴァイも今日の仕事があるはず。


クレア自身も話したい事はあったが、仕事の邪魔をするわけにはいかない。


そんな事を考えていたら医師が起きてきた。




「リヴァイ兵長、昨晩も……あっ!!クレア君!?目が覚めたんですね!!」




1ヶ月も眠っていたクレアが身体を起こしている光景に医師は笑顔で驚く。




「あぁ、2時間程前に目を覚ました。診てやってくれ…」



すると医師は少し慌ただしく準備をしてクレアの診察をしたり、脚の包帯を替えたりとバタバタし始めた。

だがそんな状況でもまだ気持ち良さそうに夢の世界にいる人物が1人。





第14代目団長、ハンジ・ゾエだ。




そのうち起きるだろうと思って放っておいたのだが、一向に起きる気配がない。




「もう7時も回ってますし…起こした方がいいですかね?」


「はぁ…クソメガネが…クレアが名前を呼べばすぐ起きるだろうよ…」



「…………」




確かにハンジはクレアが名を呼ぶと、どんなに小さな声でもすぐに起きる。


だがこんなに熟睡している…


本当に起きるだろうか…




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