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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第70章 前夜・交わる想い






死ぬのは勿論嫌だ…

だが自分が死んでリヴァイを悲しませるのはもっと嫌だ…




死にたくない…

死にたくない…




でも、この先に待ち受けている運命を変える事などできない。



自分を待っている運命は“生”なのか、はたまた“死”なのか…

それは誰にもわからないのだ。




「あぁぁ……へい…ちょう…」




だから今は、せめて今だけは、存分にリヴァイだけを感じたい。

束の間の幸せに思う存分溺れたい。





視覚も


聴覚も


触覚も


嗅覚も


味覚も




全てリヴァイで満たされたい。

心も身体も頭の中も全部だ。





「あぁ…はぁ…あ…あぁん…!!兵長……大好き…です…本当に…大好き……私はずっと…あなただけ……」




「俺もだ…クレアが好きだ…もう…情けねぇくらいにな…誰よりも大切で…いつだって、特別なんだ…」





互いの結合部が激しくぶつかり合う度に、溢れた愛液が飛び散りどんどんシーツを濡らしていく。
 

そして、窓も扉も閉まっている部屋は、2人の湿った吐息と熱気で気温もみるみる上がる。




気づけば2人共汗をかいて全身ビショビショだ。


クレアの涙に愛液に、大量にかいた2人の汗。



どこが何の境界線なのかわからぬほどだ。







「クレア……クレア…」



「兵長……へい…ちょう…!!」






互いの熱を感じていられるのもあとわずか…




「兵長…リヴァイ…へい…ちょう…ごめんなさい…もう……」




2人は眠る事も、時間の流れも忘れてひたすらにベッドの上で抱き合うと、クレアが意識を手放したのは朝日が昇り始めた頃だった。





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