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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第62章 レイス家の真実






サネスはモブリットに抱えられて先程クレアが拷問器具を見た部屋へと連れて行かれた。

尋問されるのはサネスの様だ。



「モブリット、足は靴も靴下も脱がせて。裸足の状態で足首を縛って!」



「はい!」



ハンジはテキパキと指示をだし、ニファは倉庫から小さな机とイスを持ってきてその上にノートとペンを置く。



「…………」



自分はどうしようかとまごついていたら、リヴァイが声をかけてきた。



「クレア、ガキ共はどうしてる?」


「えと、今頃は昼食の後片付けも終えて、2階のリビングで待機しているかと思われます。」


「そうか…」


「みんな…複雑な表情をしてました。」


「まぁ、そうだろうな…こんな展開を笑って楽しめる様な神経持った奴、あの中にはいないだろう。」


「そ、そうですね……」





「分隊長!拘束完了です!!」



「よし、じゃあクレアごめん!ここで見張っててもらってもいい?着替えたらすぐに戻ってくるから。」



外は朝から変わらず土砂降り。

当然ハンジ達も頭からつま先までびしょ濡れだ。



「はい、大丈夫です。」


「じゃあ、すぐ戻るから!!」



4人が出て行くと、クレアはサネスがまだ気を失っているのを確認し、雑巾を持ってきて濡れてしまった床を拭きながらハンジ達の戻りを待った。












「クレア、お待たせ!!」


「みなさん、早かったですね…」


ハンジ達は、クレアが汚れた雑巾を洗って干し終えるのと同時に戻ってきた。

だがまだサネスは目を閉じている。



「ふん、ふん、これと、それと…あれと…」



リヴァイはパンッパンッとシワを伸ばすようにエプロンをはたいてから着用すると、几帳面にゴム手袋を肘までしっかりとはめて準備をしている。


そしてハンジはラックの上に置いてある器具を1つ1つ確認をしていた。



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