第60章 新・リヴァイ班、始動
「あぁぁん…!!!いやぁ…!へいちょう…」
痺れるような甘い快感が全身を駆け巡ると、それに呼応する様に自身の子宮の奥がズクンと疼き出してしまう。
「あぁ…あぁん…!!」
そしてこの腕から逃れたくても、頭の中とは正反対にクレアの身体は送り込まれる快楽に悦び、ビクビクと跳ねてしまうのだ。
「いや…じゃねぇだろ…身体はこんなに悦んでるじゃねぇかよ…」
「そ、そんなぁ……あぁ…!!」
真っ向から否定できない言葉を耳元で囁かれてしまい、クレアは完全に逃げ場を失ってしまった様だ。
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ちょうどその頃……
「……こんなモンでいいか?」
「もういいんじゃないですか?はぁ…私、お腹空きました…ご飯はまだですかぁ?」
掃除をしていたジャンとコニーとサシャが終わりの見えない掃除に音を上げ始めていた。
どんなにキレイにしたつもりでも、あの潔癖症で有名なリヴァイからの合格は出ず、何度もやり直しをさせられている。
しかし、ジャン達は人類最強と言われているリヴァイの班員に選ばれたのだ。
掃除1つ満足にできない様ではクビになってしまうかもしれない。
だが、もう十分にやったはずだ。
「まぁ…いい加減にこれで大丈夫だろう…じゃあ俺、報告に行ってくるから片付け頼んだぞ。」
「おう。分かった!」
「はーい……」
ジャンは箒やらモップやらをサシャとコニーに任せると、リヴァイの部屋まで報告しに行った。
「…………」
上から下まで隅々掃いて、キッチリ雑巾をかけた。
ゴミも埃もないはず……
ジャンは今やった掃除を振り返っては大丈夫だと自身に言い聞かせリヴァイの部屋の扉の前に立った。
のだが…
ノックをしようとした瞬間に耳を疑うようなモノが聞こえてきたため、ジャンは扉を叩こうとしていた手を思わず引っ込めてしまった。