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ハンジ班の奇行種【進撃の巨人/リヴァイ】

第56章 新成ハンジ班!始動!!






「リ、リヴァイ兵長…!?」


まさかのリヴァイ登場に凍りつくクレア。
今の顔は見られただろうか?
いくらハンジの命令とはいえ、男兵士相手にあられもない表情をしたのは事実だ。

怒っているだろうか……。

クレアの心拍数はドクドクとスピードを上げ、じっとしているのにも関わらず息が上がってきてしまった。




「あれ?リヴァイ?どうしたの?あっ!ちょうどいいじゃん!リヴァイ、クレアのお客役やってよ!クレアもリヴァイが相手のほうがいつも通りできるからやりやすいでしょ?」



「ハ、ハンジさん!!」



リヴァイの怒りオーラに気付いていないのか、ハンジはカラカラと笑いながらとんでもない提案をして皆をビビらせた。



「おいクソメガネ、今何をしていたんだ??」



冷静に問いかけてはいるがその表情は決して冷静ではない。



「え?何って、売り込みの練習だよ?予定より多く増刷できたからあとは売るだけなんだけど、値切られたり足元見られたらイヤじゃん?だから“なんとしても買いたい!!”という心理状況にさせるための秘策を今練習してたの、アハハハ!ナイスアイデアでしょ?!」



でしょ?と言いながらリヴァイにウィンクを飛ばすハンジ。



「ほう、それでその手に持ってるモノはなんだ。」



「え?コレ?クレア達がイメージをしやすい様に官能雑誌を読んであげてたの。クレアは“甘えん坊おねだり幼女設定”、ニファは“豊満ドS女豹設定”ね!ちょうどいい記事が載ってたから参考にしてた。この追い鞭はただの雰囲気!」



「で、クレアにこんな事させて俺が黙っているとでも思ったのか…なぁ、ハンジよ?」



「え…?何?なんか、もしかして、怒ってる?」



ここでようやくリヴァイの怒りに気づいたが時既に遅し。



「ギャァァァァァァァァァ!!!」



リヴァイはハンジの頭に手を置き、お決まりの“メリメリ攻撃”をお見舞いすると、ハンジは断末魔の叫びを上げもがいた。



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