第49章 104期入団
「兵長…い、いけません…こんな所で…」
そうだ。
今はハンジがエレンの側にいるかもしれないが、リヴァイの役割は有事の際にエレンの暴走を止める事。
大変重要な役割だ。
いくらなんでもこんな事をしていて良いわけ無い。
「あ?…こんな所もそんな所もあるかよ…馬具倉庫でヤッといて今更何だ。」
「そ、そういう問題では…」
しかしリヴァイはクレアの言葉に耳をかさずに自身のジャケットを脱ぎクラバットを外す。
「もう黙れ……俺は時間は無駄にしない主義だ。」
「……え?」
「特に…お前との時間はな…1分たりとも無駄にするつもりはない。だからもうおとなしくしろよ…」
そう言ってクレアのシャツのボタンを次々に外していくとはだけた胸元に唇を当てた。
「あぁん…!!」
下着をつけたまま下にずらし、ピンク色の頂きを口に含まれてしまえば、甲高い声が上がるのと同時に抵抗する力も抜けてしまう。
ーお前との時間は無駄にしないー
そんな甘い言葉を言われてしまえば、これ以上抵抗する事などできるわけがない。
「あぁぁん…!へいちょう……」
「他の班員とは部屋が離れている。好きなだけ鳴けよ…」
クレアはどんどん性急になるリヴァイの愛撫を、甲高い嬌声を上げながら一心に受け止めた。
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しかし、翌朝事件は起こる。
昨晩はリヴァイからの激しい愛攻めに、気を失う様に眠ってしまったクレア。
そしてそれにつられるように眠りについたリヴァイ。
そろそろ朝日が昇るという時刻に、古城の外から馬の走る音が聞こえてくると、2人は同時に目を開けた。
「兵長!?」
「あぁ…何か伝達だな…こんな早朝に。嫌な予感しかしねぇな…」
リヴァイとクレアは急いで兵服に着替えると、部屋を出て階段を降りた。