第2章 護り刀の役割
乱「・・・厚〜何やってんのかな〜」
とりあえず、審神者の姿に安心した乱はホッと一息つくと厚を睨んだ
とびっきりの笑顔で
厚「い、いや、オレは無実だ!何もしてな、い・・・あっ・・・」
言い訳のように両手を万歳していた厚だったが、昨夜のことを思い出し未だしがみついたままの審神者を見下ろした
心当たりのありそうな態度に乱の眉間に皺が寄った
審神者『ふぁぁ〜よく寝た〜厚おはよう!あ、乱ちゃんもおはよう!』
厚と乱の声で目が覚めた審神者は、身体を伸ばし大きなあくびをすると目の前の厚ににっこりと微笑んだ
厚「あ、ああ、おはよう大将。良く眠れたか?」
とびきりの笑顔に内心焦りながらも、厚は審神者の頭を優しく撫でた
審神者『うん!厚のおかげでぐっすり。あれ?どうしたの乱ちゃん。そんなに怖い顔しちゃ可愛い顔が台無しじゃない』
コテンッと首を傾ける審神者
乱(可愛い・・・いやいや、見惚れてる場合じゃない!)