第7章 目覚めた恋心
明らかに動揺する審神者が可愛らしくて笑顔がこぼれ落ちてしまう
審神者の手を取り、少しだけ強引に歩き出す
審神者『///一期・・・なんか変わったわね。少し強引になった』
一期「そうですね~主をどなたにも渡したくはないので、少しばかり積極的にアピールすることにしました。それに、主は少し強引な方がお好きなのでは?」
審神者『///またからかう!嫌じゃないけど・・・』
優しい微笑みを向ける一期がかっこよくて、審神者は頬を真っ赤にさせて俯いてしまう
一期(本当に可愛らしい)
このまま三日月宗近に恋をせず、その笑顔を自分だけに向けて欲しい
そう願わずにはいられない一期だった
ドクンッ
展示室の一角で、審神者は動きを止めた
白く輝く美しい刀
前世で何度も恋した刀
溢れる涙を止められなかった
一期「思い出されましたか・・・」
一期達の願いも虚しく、審神者は再び恋をした
審神者『・・・三日月、宗近・・・』
何度も恋した相手は三日月宗近
天下五剣の中でも最も美しい刀