第6章 三日月の秘密
審神者『待って!政府に行くだけだからね、ただのパーティーだからね?甘い夜なんてないからね!ねーねー、聞いてる?』
本人無視で完全に盛り上がる刀剣達に審神者は大きくため息をついた
一期「皆さんやる気満々ですね。どうします?主」
審神者『一期・・・面白がってない?』
一期「ええ。少しばかり・・・主を巡って戦い以外で勝負をするなど・・・刀であった私たちには到底考えられないことです。そんななんでもない日常を送れる私たちはとても幸せです」
山姥切「ああ、確かにそうだな。あんたは写しの俺を《大切な自分のだけの刀》だと言ってくれた。だから・・・俺もあんたと甘い夜を過ごしたい」
審神者『ちょっ、ちょっと待って!まんばちゃん!何が《だから》なの?全然意味わかんないんだけど!大体、まんばちゃんまでそんなことは言うなんておかしいわ!あ、これ夢?都合のいい私の妄想?それとも、私酔ってる?お酌しただけだけど、匂いで酔っ払っちゃった?』
絶対に言わない言葉を口にした山姥切に、審神者は少しばかりパニックを起こした
堀川「主さん、兄弟は素直になっただけですよ。そんなに慌てなくても大丈夫ですよ」
三日月「匂いだけで酔うとは、主も面白いのう。では《ぼでぃーがーど》の件は明日にして・・・主も飲むがいい」