第5章 隠された想い
審神者『ねぇ、兼さん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど。私に何か隠してない?」
和泉守「な、何を言って。主にか、隠し事なんて、す、するわけないだろう」
明らかに動揺した和泉守に苦笑いを浮かべてしまう
審神者(兼さん真面目だからな〜隠し事なんて苦手だもんね。ごめんなさいね。だから堀川くんも他のみんなも居ない今を狙って来たの)
審神者『そんな態度とったらバレバレよ?あのね、これだけ邪魔をされればいくらニブい私だって気付くわ。 なんでみんなそんなに過保護なの?そんなに私危なっかしいかな?これでもちゃんと警戒してるんだけ、キャア!』
和泉守「これでも警戒してるって?いつも護衛をしている短刀たちは全員遠征と演習。非番の奴らは万屋。馬番と畑当番もまだまだ帰っては来ねえ。この主屋にはオレと主の二人だけだ」
押し倒した審神者を見下ろし、頬をそっと撫で妖艶に微笑む
和泉守「オレは男で主は女だ。この状況ですることは・・・初めての主でもわかるよなあ?」