第4章 動き出した刻
乱(可愛いな〜だけど、本当に誰なんだろう、あるじさんの一目惚れの相手。ボクだったら良かったのに・・・)
自然と小さなため息が出てしまう
審神者の記憶にある姿は打刀か太刀
乱(やっぱり三日月宗近が有力なんだよね〜政府管轄の博物館所蔵で一目惚れするほど美しい刀って、あの人しか浮かばないよね〜だけどあるじさんは違うって言ってたし・・・)
審神者(乱ちゃん・・・やっぱり疲れてるんだろうな。あんなに眉間にシワを寄せて・・・意地っ張りな所あるから簡単には休んでくれないし・・・ん〜どうしよう)
審神者もまた眉間にシワを寄せ乱の身を案じていた
今剣「あるじさま、いっしょにきてください!」
突然襖が開いたと思うと、そこには数名の短刀ちゃんたちがニコニコしながら立っていた
審神者『ん?お昼?けどもう少し「おしごとはおわりです。ね、乱さん」
有無を言わさず腕を引っ張る今剣に困ってしまう
乱「用意出来たんだ。あるじさん、今日のお仕事終わり!みんなの所に行こ!」
有無を言わさず腕を引かれ審神者部屋から玄関まで連れて来られた
審神者『まんばちゃん?え?な、なに?なんで目隠しなんてするの?』
視界を遮られ不安のあまり目の前の山姥切にしがみついてしまう