第8章 7day
「、捕まってた時よりちょっとだけ頼もしくなったね!」
「……それは本当に忘れたい記憶なので言わないで下さい!」
白い頬を膨らまし怒る姿にシャチとペンギンは笑った。それからまた暫く時は流れ日の落ちた頃。なにやら外が騒がしい。また何か宴でもやるつもりなのだろうか。けれど何かいい事などあったっけ…?
が首を傾げていると突然部屋がノックされた。が出ようと扉へ向かったが、それをペンギンが止め彼が代わりに顔を外に出す。
「…そうか、わかった。そろそろ向かうよ。」
外の相手にそれだけ伝え扉を閉める。ベポはペンを置いて大きく伸びをした。
「おれも丁度終わった!後は乾かすだけ。」
「んじゃ行くか!も腹減ったろ?」
「はい!」
椅子から降りたベポ達と共には甲板へ出た。するとそこに広がっていた光景に驚く。本当に宴の準備がされていたのだ。樽を机に酒や色とりどりの食事が置かれている。
ひとつだけ違う点としては、トラファルガーが外に出ている所だった。珍しく宴に参加している。はなんの為の宴なのかが分からずペンギンへ視線を向けた。