第7章 希望の道
エドワードside
ウイィィィン
ん…。
俺は、機械の音で目を覚ました。
見ると、ウィンリィがオートメイルを作っていた。
エ「おっやってるやってるぅ!朝からご苦労さん!」
ウ「徹夜よ」
エ「……………汗)」
~その夜~
ウイィィィン
エ「夜遅くまでご苦労さん!このぶんだともう終わっちゃう?」
ウ「…今日も徹夜よ」
エ「…んなぁ…」
~次の朝~
ウイィィィン
エ「………」
チラッチラッチラッ
ウ「っ!!邪魔!!」
エ「うわぁ!!」
バタン
ア「3日でやってくれるって言ってるんだから、おとなしく待ってなよ」
エ「わかってるけどさぁ…セントラルに賢者の石の手掛かりがあると思うと…ん~どうにも落ち着けなくてさぁ」
「全く…あ」
ん?
ウ「お待たせ!!出来たわよ!!」
んぬぬぬぬぬ……
ピ「いいかい?」
エ「お、おう!!」
ピ「いち」
ウ「にぃの」
ピウ「さん!!」
ビビッ
エ「つぅ!!くぅぅぅ…毎度この神経繋ぐ瞬間がイヤでよぉ…。ま、賢者の石が手に入れば、この痛みともオサラバだ!!」
ピ「残念だねえ…せっかくの金づるが!!」
ビビッ
エ「ぬぅわたた!!」
ウ「そうよ、無理して元の体に戻ることないわ…よっ!!」
エ「ぬわっ」
ウ「それに良いじゃない!!オイルのニオイ、うなるベアリング人体工学に基づいて設計された、ゴツくも美しいフォルムああ、なんて素晴らしいのかしら、オートメイル」
エ「機械オタクめ」
ウ「うるさい、錬金術オタク」
ピ「よし、完成」
俺は、新しい手足を伸ばした。
ピ「どうだい?」
エ「おう、イイカンジ」
「良かったわね、エド!!」
ウ「今回は、クロームの比率を高くして、錆びにくくしてみたの!!その代わり、強度が落ちたから、あんまりムチャは…」
ウィンリィがごちゃごちゃ言うのも聞かず、俺は外に飛び出した。
ウ「って聞きなさいよ!!」
エ「アル、お待たせぃ!!」
少「すぐ、直るのか」
エ「ああ、ちょっとコツがいるけどね。背中の内側に見えるこの印が、アルの魂と鎧の仲立ちになってるから…これを崩さないように…」
パン コォォン
アルの体は、元通りになった。
エ「よし、これでバッチリ!!」