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大空と大海の錬金術師

第9章 第五研究所


エドワードside

48「ほう。弟はそんなに強いのか。ならば早々に貴様を倒さねばならんな」

エ「はぁ…はぁ…」チラッ

48「むっ!?」

エ「アル!!今だ!!」

48「なにっ!?」

引っかかった!!

エ「くおおお!!」

48「!!」

ジャキン

48の頭が飛んだ。

48「っ卑怯な!!」

エ「ケンカに卑怯もくそもあるか」

コォォン

俺は刃を消した。

48「どうした。まだ私の血印は壊されておらんぞ。さっさと破壊し…むっ」

俺は48の頭を拾い上げた。

エ「あんたに聞きたいことがある」

48「賢者の石か?」

エ「知ってること、全部吐いてもらおうか」

48「言えんな」

エ「おいおい負け犬がいきがるんじゃねえよ」

48「まだ、負けてなどおらん」

エ「…!?」

見ると、頭を失ったはずの胴体が刀を振り上げていた。

エ「うわっ」

致命傷は交わしたものの、脇腹を少しかすってしまった。

エ「バカな!!」

48兄「言い忘れたがスライサーという殺人鬼は」

48弟「兄弟二人組だったってわけよ」

エ「頭と胴体で別個かよ!!反則くせえ」

48兄「ケンカに卑怯もくそもあるかと言ったのは誰だったかな?」

48弟「さあ、第二ラウンドといこうぜ、おちびさん」

エ「ちび言うな!!」

俺は再度刃を出そうとした。

48弟「おおっと、錬成するヒマは与えねぇぜ!!」

エ「くっ」

48弟「おらっはあっ」

くそっ血出し過ぎた。クラクラしてきやがった。

48弟「どりゃあ!!」

エ「ぬああああっ!!!」

俺は柄をまともに食らってふっとばされた。

敵は容赦なく迫ってくる。

やべえ…やべえ…死ぬ…死ぬ…死ぬ…!!

フッ

突如スカーが頭に浮かんだ。

………ちっ

パンッ

48弟「トドメだ――!!!」

エ「っ!!」

コォォン パァァァン

俺は胴体を、スカーと同じやり方で破壊した。

48兄「なっ…あああ……」

エ「いってぇ…。やなヤヤツのこと思い出させやがって。アイツと同じことしちまったじゃねえか」

48弟「やりやがったなこのガキィ!!」

エ「ぬええ!!気色悪っ!!」

48弟「兄者…」

48兄「情けないが我らの負けだ」

エ「実は…三人兄弟でしたーとか言わない?」

48兄弟「言わん言わん」
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