第7章 希望の道
景色がかなり田舎の風景になってきた。
エ「んっんぁぁぁ…」
少「むっ!!」
少佐がなにかに気付いた。
ガバッ
エ「むががぁが」
少「ドクター・マルコー!!ドクター・マルコーではありませんか!?」
私には聞こえないけど、少佐は外にいる誰かに声をかけたらしい。
呼びかけられたらしき人は、顔をどんどんひきつらせて、走り去った。
「知り合いですか?少佐」
少「セントラルにいたやり手の錬金術師だ。錬金術を医療に応用する研究をしていたが、イシュバールの内乱のあと、行方不明になっていた」
エ「っ!……」
エドは私と同じ考えみたい。
エ「降りよう、少佐!!」
少「む?」
「そのような方なら、生態錬成についてなにかご存知かもしれません!!」
私はアルの入っている箱に入って、少佐に担いでもらって移動することにした。
骨折中の手足に負担をかけないように箱に入る。
これが一番の良法なんだよね。
少「こういった御人をご存知ありませんかな?」
エ「少佐、絵、上手いね(汗)」
「見かけによらず」
ア「ちょ、セレン!!」
アルに軽く頭突きされた。
「え、なに?アル」
アエ(…ド天然…)
少「アームストロング家に代々伝わる似顔絵術である」
「少佐の家系って、ヘンなことが伝わってますn『ゴン』いたっ!!なんなの、アル?さっきから」
アエ(…超ド天然…)
人「こりゃ、マウロ先生だな」
全「マウロ?」
人「この町は、内乱で医師を徴用されて困ってたんだ。マウロさんが来てくれて、本当に助かったよ」
人「どんな患者も見捨てないで見てくれるからなぁ。ありがてぇよ」
人「ぱっと光ったかと思うと、もう治っちゃうのよ!!」
全「………」
エ「ここだな」
コンコン
かちゃ…
エ「こんにちわ~『パァン』ぬぅわああがが!!」
マ「何しにきた?私を連れ戻しにきたのか」
少「落ち着いてくださいドクター」
マ「もうあそこには戻りたくない。勘弁してくれ!!」
エ「あ…あ"あ"あ…」
少「違います!!話を…」
マ「じゃあ口封じにきたか!!」
少「違います、そうではなk「私は騙されんぞ」…はぁ…」
少「落ち着いてくださいと言っておるのですぅ!!」
「きゃああああ!!」
エ「ぅアル!!セレン!!」