第7章 希望の道
セレンside
コンコン
あエ「ん?」
ヒ「よっ」
「ヒューズ中佐!!」
ヒ「東方司令部の連中、忙しくてこれないってよ。代わりに俺が見送りだ!!」
エ「それはいいんだけど…」
あエ「なんで少佐が?」
ヒ「当然だろ~。またスカーに襲われでもしてみろ。お前達のその身体じゃヤバいだろ」
あエ「…………」
エドは右手がないし、私は右手左足を骨折中。
スカーに会ったらたちまちやられるね、これは。
ヒ「少佐の厚意なんだ。素直に受け取れ」
少「子供は遠慮無用」
エ「子供扱いすんな!!ところで、アルもちゃんと乗ってんだろうな?」
少「無論。羊用の貨車に乗っておる。1人では寂しかろうと思っての」
あエ「アルを/俺の弟を
なんだと思ってんですかーー!?/
思ってんだーー!?」
ヒ「…お。時間だ」
出発…か。
ヒ「じゃあ、道中気をつけてな!!セントラルに寄ることあったら、声かけろや」
私達は、無事なほうの手で敬礼をした。
リゼンブールか。長い旅になるな。
エドはすぐに眠った。
色々あったから、疲れたんだね。
かくいう私も、結構疲労が溜まってるな。
私も少佐に甘えて仮眠をとろう。