第6章 哀しみの雨
ドゴーン ガラガラ
アームストロング少佐は街の地面をとげに変え、男を攻撃した。
「なんなんですか…?」
ハ「スカー、タッカー氏を殺害した犯人だ」
あエ「奴が…!!」
ハ「てか少佐!!あんまり街を破壊せんでください!!」
ハボック少尉が少佐に訴えると、少佐は、
少「なぁにを言う!!破壊と創造は表裏一体!!壊して創る!!これすなわち大宇宙の法則なり!!」
上半身裸で言った。
なにそれ…って!!
あホ「なぜ裸…?」
ハ「むちゃくちゃな理屈だな」
少「同じ錬金術師なら無茶とは思わんさ。そうだろう、スカーよ?」
大「奴も錬金術師か…!!」
「そうか…錬金術の錬成過程は、理解、分解、再構築の3つ。スカーはそれを分解でとめているんだ…!!」
ハ「自分も錬金術師って…それじゃあアイツ自身が、奴のいう神の道ってのに背いてるじゃないか」
大「しかも…なぜ国家資格を持つものばかり狙うのか…?」
少「ぬぅん!!」
少佐はかなりの速さでスカーを攻撃する。
ざっ
ス「…!!」
少「追い詰めたりィィィ!!」
少佐はとどめをさそうと振りかぶった。
ダメだ!!そんなに大振りになったら…!!
さっ
パァン
!!!!
少佐は引き、ホークアイ中尉が発砲していた。
パァン
さっ
パァン
さっ
パァン
カシャァン
弾は一発かすり、サングラスを跳ね飛ばした。
大「やったか!?」
ホ「速いですね。一発かすっただけです」
サングラスが飛ばされ、スカーの顔が露わになった。
ス「……」
少「褐色の肌に…赤い目!!」
大「イシュバールの民か!?」
イシュバール…?
ス「…囲まれたか…」
大「おっと、動くなよ。この包囲から「ぬぅん!!コォォン ドゴーン」…!!」
見ると、スカーは地面を破壊し、逃げていた。
ハ「やろう、地下水道に…」
大「追うなよ」
ハ「追いませんよ、あんな危ない奴」
――――――
わかりにくいと思いますが、ヒロインにはこの会話の大半はわかってません。
ただ、書かないと話を進められないので書いてます。
ヒロインがわかっているのは、ヒロインのセリフの前後だけです。わかりにくくてスミマセン。
次章では絶対に解消させますのでどうかお許しを……。