第3章 路地裏イチャイチャ in リヴァイ
ハンジが組んだ班ごとに分かれて、清掃に取り掛かる。立体起動装置を着けさせたのは、屋根に残るサンプル採取のためでもあった。
「お前らの受け持ちはここら一帯だ。手加減するなよ。見てるからな」
「はっ!」
『この中には、リヴァイの班に入りたい子もいるよねぇ?リヴァイには見回りもお願いしてあるから、お眼鏡に叶えばリヴァイ班への道もなくはないかなぁ?ね!リヴァイ!』
(ちっ。勝手に決めやがって、あのクソメガネ)
「リヴァイ兵長!出来ました!」
「よし、見せてみろ」
石畳担当の新兵が意気揚々と、成果をリヴァイに報告する。
「ダメだな。やり直せ」
「なっ、何故ですか!?」
「よく見てみろ。目地に血が染み込んでやがる。手加減するなと言ったはずだ」
「そんなぁ...ムリですよ..」
「兵長!こちらもお願いします!」
「こちらもお願いします!」
あちこちから声が掛かるものの、どこもリヴァイの及第点は得られない。
「いいかお前ら。次に見回ってくるまでに、完璧にしておけ。出来ないやつは削ぐ」
バシュッ、ヒューーーン