第11章 銀さん(銀魂)
「銀ちゃん、この近くにホテルがあるから、部屋でエッチな事しない?」
とろけるエロい声で腕組みをしてくる女。栗色の長い髪を横に束ね、髪飾りを頭につけ、甘い香水の匂いを漂わせる。
遊び慣れて後腐れがねー大胆な女。
俺は嫌いじゃねーよ。今日は朝からついてなかった。
今最高の気分だぜ。逆転満塁ホームランじゃねーか。
「ふーん、なら、いっちゃおうかな。俺も好きだからな、エッチな事」
「うん、ふふ、銀ちゃんったら」て笑みを浮かべて、俺とラブホ街へ向かう名前も知らない女。
こういう女はめっぽうタイプで俺は好きだぜ?お付き合いしてほしいだとか、結婚して欲しいとか、重い言葉を言わなさそーな身軽な女。
俺が常日頃から思い描く、理想の女が擦り寄ってきたんだ。思わずニヤけて口角をあげちまう。
こりゃ存分に楽しもうと、2人腕組みしてラブホに入り、思う存分、満喫させていただいた。
全身鏡の前で、女を後ろから突いて、俺で感じて真っ赤な顔を鏡で見ながら楽しんだ。ウエストを掴んで、ゆるゆると腰を動かす。ん?コイツ声を我慢してやがる。
「何、黙って感じてんだ、啼けよ、オラ、もっと激しくしてやろうか?」
「あぁ……銀ちゃん、やぁ……」
鏡を見れなくなったのか、徐々に下を向いて女は達した。イク直前は甘くて大きな声で喘ぐ。可愛い声が出せるじゃねーか。
全身痙攣するように、身体を小刻みに震え、息荒く呼吸していた。
息が整って落ち着くまで、待ってやった。素直にコイツがカワイイ。真っ赤な顔がカワイイ。声が可愛い。
今日限りとか、勿体無くて嫌だと感じ始めていた。口づけを交わした瞬間から、離したくねぇって思っていた。
俺はイく姿にもっと興奮しちまって、女の耳元に向かって、優しいこえで囁いた。
「ヒクヒクさせて、気持ち良いか?銀さんまだイッてねーのに、先にイッてんじゃねーよ」
欲を一番奥で差し引きを繰り返して、出す直前、押し付けながら弾けた。気持ちが良い。
おれの要望をすべて答えてくれた女は、フェラチオまでやってくれるサービス精神旺盛な女。
違う。女の子だった。
たぶん俺より2、3歳下だと思う。もっと下か?化粧してるから分からねーよ。何も教えてくんねーんだもん。