第7章 サンジ君(DNH企画)
「花奏ちゃん、君は身体の方が素直だぜ?」
ベッドの布団を払いのけて、私を押し倒したサンジ君は、キスをまた始めて、服に手をかける。胸を少し強めに揉み、サンジ君が息荒く声を出す。
「花奏ちゃん……オレは本気で好きな女の子にゃ飾った言葉が言えねェんだ。知らなかったかい?しかも失恋してる事を良いことに、抱いちまう最低な男だ。それでも、オレは君に惚れてる」
「サンジ君……、本当に?」
「本当だって。信用ねェな、オレ」
くくっと笑いながら、私の首筋を丁寧にキスをしていく。Tシャツを押し上げた瞬間、サンジ君が石像のように固まる。
私は分からずにサンジ君を見上げた。
ブラジャーを見て、サンジ君は顔を真っ赤にさせていた。
「んだよ、これエロ過ぎだろ。黒と紅色かよ。そんなにオレを誘ってるのかい?」
「っ!……これは…その」
前の街に着いた時に、ナミにサンジ君との事を相談したら、この下着を選んできて、無理矢理買わされたやつ…。
サンジ君と次に話をするときは、これを付けないと放り出すって言われて……うう。絶対これで上手くいくからって言われて、つい…買ってしまった……。
しかも下は……。
「花奏ちゃん、下も同じ感じかい?見せてくれよ」
「ああ、あの!……〜〜!!」
サンジ君に、履いていた短パンを下された私は顔を真っ赤にして、手で顔を隠してしまう。
恥ずかしい!恥ずかしい……こんな下着つけた事無いし、変な汗が出てくる…。なんて破廉恥な下着。こんな下着どうして買っちゃったんだろう……。
ナミ、恨むよーーー。
サンジ君、固まっちゃったじゃない。