第7章 サンジ君(DNH企画)
「何だよ、それ。大丈夫って。もうおれはいらねェって事か?酷くねェか?散々おれを使っておいて」
サンジ君は、眉の間を潜めて、曇らしたような声を出した。
「ごめんなさい。前々から言おう言おうと思っていたんだけど……。どうしても言えなくて。サンジ君の優しさに甘えて、居心地が良くて、つい……。私のこと好きじゃ無いのに…本当にごめん。ありがとう」
口早く声を出して、返答を待っている。
すると、サンジ君の息を吐く音が聞こえた。
「…………あのさ、毎回おれに抱かれてて、分からねェか?オレの気持ち。あんなに、あからさまな態度で示してるのに、気づいてねェのは花奏ちゃんだけだぜ?」
「え?」
「……分かった。オレがどんな姿で花奏ちゃんを抱いているか、見せてやるよ」
肩を抱き寄せられて、顔を両手でサンジ君の方に向けさせられて、突然キスをされた。
「え⁈……んっ…サン、ジ君」
1回目は、柔らかく触れるだけ。2回目は吸い付くように重ねて、3回目は、角度を変えながら引っ付けて、舌が入ってきた。
サンジ君の息が荒くて4回目は、口内を激しく犯すように奪われた口づけをしてくる。
息苦しくなって、サンジ君を見つめる。
顔が真っ赤で、優しそうに目が笑ってる。
「花奏ちゃん、照れた顔、可愛ィぜ」
「っ!サンジ君…」
名前を呼ぶ前に
ベッドに押し倒された。