第6章 我愛羅さま
食事を終え、我愛羅さまの家の中に入った瞬間、抱きしめられながら、唇を奪われる。
「我愛羅さま……」
「花奏、1つだけ今から約束しろ。これから抱くが、オレから一切目を逸らすな。気持ちが良かった。だけで終わらすつもりは、毛頭無い。いいな?」
「は、はい…」
「ベッドに連れて行く」
軽々と運ばれ、靴を脱いでない。
「ああ、我愛羅さま、靴!靴…」
「適当にほっておけ」
我愛羅さまがいつも使うベッドに寝転ばされ、私の靴を脱がせて、砂で運んで玄関へ持っていった。
「花奏、お互いそばに居過ぎたな。だが、気持ちに気づけて良かった。ずっとオレの横にいてくれ」
「我愛羅さま…」
「花奏を愛している。抱くからな」
「はい……」
見下ろしながら愛をつぶやいている。
首すじに刻印を押すようにキスをしていく。
ブラホックを外し、熱い手のひらで胸を丁寧に弄ばれ、喘ぎ声を出してしまう。
目を細めて見つめられている。
なんて色っぽいお姿。汗を拭く姿、濡れたお顔……たまらない…
次々と服や下着を脱がされていく。
我愛羅さまは少し笑った。
「明日からお前と2人きりでの仕事が苦痛になるかもな。花奏、仕事中オレが何かしても気にするなよ」
「ふ、…ぁ……んん…」
喋る余裕がない。ずっと甘い甲高い声を出し、身体が震えて全身で我愛羅さまを感じている。
水を含んだ濡れた音が部屋に響く。我愛羅さまの、中指、人差し指、薬指にはねっとりした濡れた体液が付いている。
太ももにまでいやらしい液体が流れ、シーツにシミをつけていく。
息荒く見つめるが、まだ挿れてくれない。何回我愛羅さまの指でイかされているのだろう。指が長くて、届かない場所まで触れられて、ずっと痙攣が止まらない。
我愛羅さま……あ、笑ってる……
ぞくり 震え上がった。