第24章 サンジ君(DNH企画)7章の続き
サンジ君に靴を買ってもらった後、ご当地レストランの中に入った。やっぱりスニーカーがいちばんかも。
「コレ、なんてェ素材使ってェんだ?」
「これはコナーファと言いまして、麺をオーブンでーー」
サンジ君はホテルのビュッフェを食べたあと、手が空いたコックさんを呼んで頷きながら色々聞いていた。
レシピをもらって
子供のように満足気だった。
「花奏ちゃん、なァ、風呂入ろうぜ」
ホテルに入れば
大きな海が窓から広がっていた。
窓から景色を眺めようとした途端だ。サンジ君が背中を引っ張ったと思えば、フックの金具が外れる。ブラジャーが緩まった。
「ちょ、あ!なに外しちゃうのよー?!ってか、もう取るの上手すぎ」
「ハハ、どのみち脱ぐだろ?」
サンジ君もカッターシャツの前ボタンを上から外していく。普段どおりに。
「え、え、サンジ君もはいるの?」
「ん? もちろん」サンジ君が裸になると、白い歯を見せて近づいてくる。
「背中むいてくれよ。 チャックを下ろしてやるよ」
わたしが言われたまま、背中をむけると、チャックを下げた。そのまま背中に柔らかい唇がふれる。
「綺麗な肌だね、もう喰いてぇよ」
熱い舌が首すじをつたう。
思わず吐息がもれた。
「汗で…、きたないよ?」
「は、汚いワケネェだろ?」
合図みたいに、ワンピースがはらりと床に落ちる。サンジ君の手が触れる。
振り向いて抱き合って口づけをかわした。するりとブラジャーも外して下着も脱いだ。