第18章 続き★サソリさん
「……サソリさん?」
ここは路地裏だ。
「花奏……」
身体を密着するように
サソリさんは私の背中に手を回す。
く、苦しい……!
はあ……と息を吐いて見つめられ、私はぞくり栗立った。
濡れた紅髪が顔に当たる。
「花奏……」
サソリさんの欲情に濡れた瞳が
近づく。
「少しだけヤらせろ。待てねえ」
耳もとで甘い言葉が聞こえた瞬間、頬に手を置かれて唇が重なる。
「ん……!」
キスをしながら私の任服にサソリさんの手が入る。白昼堂々だ。
「ん、あ……、サソリさん、ダメ……」
少しだけ影になっているだけ。すぐに通行人にバレてしまう。
「……オレを待たせた罰だ」
ブラのホックがパチンと弾く。緩まる胸に手が当たる。身体が反応する。突起がぷくりと膨らんだ。
「ん…………」
必死に抵抗する力は
瞬く間に溶けてゆく。
舌が絡まり声が出せない。
「ん……、んぁ」
乳房が揺れるほど、強く揉まれて、もう片方の手は、迷いなく下着の中へと侵入した。
ぐちゅ、ぐちゅ、
いやらしい音は指先から。胸と秘口を同時に責められ、私は快楽に身を任せていた。抵抗する気は起こらない。
「お前……、嫌がってた割に大人しいじゃねえか」
昨夜開発された身体だ。サソリさんは私が弱い場所を探して、膣壁を強く幾度も撫で続けた。
「ん……!! そこ…………や
あ、あ、」
イッちゃう……!
「……花奏、
快感には勝てねえか?」
「ーーーー!!……?」
イキそうだったのに、途端に指の動きが止まった。
サソリさんは口端を歪め、意地悪に聞いてくる。
ひどい…。
「……ん、……サソリ…さん」
「お願いはどうした?」
ぐちゅり、ぐちゅり、
音が垂れ流れた。
「もっと……ください……好き……サソリさん……」
私の息は荒く、余裕の無い思考。サソリさんが欲しくて欲しくて、たまらない。
「……本当に素直な女だ」
目を細めたサソリさんは、指に力が入る。一気に深い愛無に変わり、私は我慢出来ない。サソリさんの背中の任服をぎゅっと掴んだ。