第1章 雄英高校入学試験
とある休みの日。それはコタツでぬくぬくしているときにやってきた。
「零ちゃん、お手紙きてるわよ」
…そうか、発送が昨日だったから今日か明日くらいには届くと思ってたけど…
『…おばあちゃん、一緒に見てもらってもいい?』
1人で見たいような誰かに傍にいて欲しいような、なんとも言えない葛藤に見舞われ結局傍にいてもらうことにした
おばあちゃんもコタツに入ったのを確認して、ゆっくりと封筒を開けて入っていた投影機のスイッチを震える手で押す
【こんにちは白水さん!今回、僕から入学試験の結果を発表させてもらいます。】
『じゅ、13号から発表!?なんて豪華なんだ…』
まだ、今より幼かった頃、そのかわいらしいフォルムと災害現場で何人もの人を救い出す姿に胸が高鳴ったのを覚えている。
よく人差し指をつきだして、ブラックホールなんて言って遊んでたっけ。
【筆記試験は文句なしの合格ライン!お見事でした。大事なのは実技試験。結果を発表する前に、実技での本当の採点基準を伝えておきます。まず会場でも説明があった通り、敵をどれだけ倒したかのヴィランポイント!…そしてもう一つ、みなさんには伝えずに採点していたのが、入学試験という中でいかにヒーローらしかる行動ができたかを見る救済ポイント!この2つで採点させてもらったよ!】
……え、救済ポイント?
【白水さん。ヴィランポイント41、救済ポイント30。他の受験生を落ちてくる瓦礫から助けた君はあの時しっかりヒーローだったよ。合格さ!おめでとう。】