第2章 個性把握テスト
『えぇ!そんなこと初めて言われた…』
「そうなのか。言われなかっただけだと思うが」
頬に熱が集まるのが分かる。障子君は無自覚照れ殺し屋だ。
下に向きつつあった視線を上げると、心なしか微笑んでいるように目元が下がって見えた。
『やっぱり照れ殺し屋だ…!!』
少し固まった障子君の後ろで一連の出来事を見ていた響香と百と目が合った。
一人は笑いすぎてしゃべることも難しそうで、もう一人は「私も零さんはとても心の綺麗な方だと思っておりますわ!」と息荒く言っている。
なんだこれ、もはや地獄絵図だ。
どうしていいのか分からずてんやわんやしている姿を鋭ちゃんと上鳴君にちゃっかり見られていたことをこの時の私は知らないでいた。
「…なあ、あれなにやってんの?」
「あ?あー、あれは多分、また零が爆弾落としたんだろうよ」
「へ?」
「あいつたまにぶち込んでくるんだよなー。しかも5回に1回くらいの割合で核爆弾級のやつがくるの。あれはホントに厄介なんだよなー。」
「え、は?……えぇ?」
先が思いやられる切島と最後まで話がよく分かっていない上鳴だった。