第2章 個性把握テスト
教室に入ると既に何人か集まっていた
窓側の一番後ろに座る。
隣誰もいないのかー。なんて思っていたら、前の方にいた女の子がこっちにきた。
「一人だけはみ出し席なの嫌だね。うちも前後左右みんな男子だから初日はちょっと居心地悪くてさ…あ、うちは耳郎響香。これからよろしく。」
『わ、よろしく!白水零です。私もこんな席だしちょうど今、友達できるかなって考えてたところだったの。助かったー!』
クラスはやはりというか、男子の比率の方が高い。
そんななか、女の子と仲良くなれたのは嬉しいことだった。
「あの、もしよろしければ私もお友達になっていただけませんか?」
ふと前の席からそんな声がかかったのは、耳郎との会話の中でお互いに名前呼びになったくらいの時だった。
その様子は少しもじもじしているようだった。
…かわいい。
『もちろん!白水零です。よろしくね!』
「耳郎響香。よろしく!」
そう言うと、ぱぁぁと表情が明るくなる。
「や、八百万百ですの。よろしくおねがいします!」
緊張で不安なのは私だけじゃないんだな。もっと早く話しかければよかったや。
そろそろチャイムが鳴るということで響香が席に戻っていく。
なんとなく視線を感じると鋭ちゃんが自分の席からこっちを見てピースをしている。
良い幼馴染をもったなと改めて思いながら笑ってピースを返した。