第2章 個性把握テスト
入試の時は緊張で周りに目がいかなかったこともあり、じっくりと校内を見たのは初めてだったりする。
つまり、敷地をはじめ校舎や校門の大きさを改めて実感するのだが、それは教室の扉も然り。
『…鋭ちゃん、おっきいね。』
「エロい…」
『え、なにそれ。どうし…ドチラサマデショウカ』
教室の扉の大きさに思わず見上げて言葉を漏らす。
返ってきた予想外の返答に振り向くと、見慣れた幼馴染との間に背の低い男子がこちらを見上げていた……なぜか、よだれを垂らして。
「もしかしてヒーロー科か?A組なのか?さすが雄英オイラのヒーローはここにいたよ!しかもカワイイだけじゃなくエロいなんて最高峰は格が違う!!」
目が血走って見えるのは私だけじゃないはず…
しかも心なしかさっきからずっと視線がスカートの方なのも……
「邪魔だ、モブ共。」
視界にミルクティー色が映る。
私と鋭ちゃんの間を通った彼はその下に居たブドウのような男子に気づかなかったのか、そのまま蹴るようにして一緒に教室に入っていった。
『…えっと、行こうか鋭ちゃん。』
とにかくここで立ち止まっているのもなんだと、教室へと歩を進める。
実はこのとき爆豪が峰田から助けてくれたのだと気づくのはもう少し先のお話