• テキストサイズ

シカマル と めんどくせぇ恋

第4章 シカマルの作戦


「俺は、お前を止めにもう1回ここに来た。お前がお前で無くなろうとしている気がして、怖かった。
俺は、あんまりいや、結構人に物を言うのが嫌いだ。あんまり好き嫌いはしたかぁねぇが。でもそれよりもお前を失いたくないから。」
なぁ頼む。もう辞めようぜ。
「シカマルは、ただの友達でしょ?そんなの言われたくないよ。」
ただの友達だったら言わねぇよ。お前が、俺にとっては、とてつもなく
『愛おしい』
んだよ。
「マリ、そんなわけねぇんだよ。俺にとっては。お前が『大切』なんだよ。」
ここに至っても好きだって言えない自分が情けない。相当な意気地無しだな。と心の中で嘲笑する。
「馬鹿だねシカマル?大切なモノは、すぐいなくなる。そしていなくなってしまった時の喪失感、寂しさ、恨み、憎しみは、相当だよ。だから私のことなんか、嫌っちゃえばいいんだよ。そしたら楽だよ」
あぁ楽だろうけど、それでも俺はマリが好きなんだ。
「嫌だぜ。楽な方に逃げんのは簡単だ、だが俺は忍者だ、忍び耐え忍ぶのが忍者ってもんだ。」
/ 91ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp