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シカマル と めんどくせぇ恋

第4章 シカマルの作戦


あの馬鹿
と、マリが言っていたのは俺には聞こえなかった。
「そうだよ。私は、力の欲しさに負けて禁術を習得したよ」
悲しそう哀しそうどっちも当てはまるような笑顔で俺に微笑んでくるマリは、くノ一ではなくただの女としてか見えなかった。
「シカマルには分かる?本当の家族も、第二の家族も(最初のフォーマンセル)いなくて、親戚は、いつ、クーデターを起こすのかも、里抜けするのかも分からない。私が力がないからっ!みんないなくなっちゃったのっ!いなくなろうとしてんのっ!
だから、私は禁術を習得したっ!いや、鬼との契約を交わした!だから健太は、私が禁術を習得したって分かったんだよ」
奥田一族は、別名『鬼の一族』。戦国時代の時はその名の通り暴れまくったと言われていた。
だが、俺はずっとわかんねぇまんまだった。だってマリおまえがいつも綺麗に笑わうんだから。
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