第2章 新たな主
「短刀…懐刀みたいなもの?」
こん「そうですね。彼らは室内戦や夜戦に特化しています。池田屋には心強いですよ」
「なるほど…場所によって刀種も考えないといけないのね」
こん「はい。その通りでございます」
ユキは顎に手を当てて、考え込む仕草をする。
「…なんにせよ、もう少し男士が必要ね。そのためにも資材を集めないと」
こん「それなら、遠征に出してはいかがですか?」
「…そうね。明日にでも、3振りで行ってもらいましょう」
こんのすけはコクリと頷き、大量の書類を机に乗せる。
こん「さぁ、主様。お仕事は山積みですよ!」
「…多いなぁ」
ユキは諦めたようにため息をつき、書類作成に取りかかるのだった。