第2章 離れる気持ちに
そのまま、私は自分の部屋に戻ってずっと泣いた。
涙がこんなに出るんだってふと思った時、携帯が鳴った。
がんちゃんからメールだ。
『さっきは、ごめんな。突然。ご飯作ってくれたり嬉しくて、舞い上がった。また会おうな。』
がんちゃんは、本当に強引だ。
むしろ、その強引さに今は引っ張られたい。
また会える?じゃないのが、がんちゃんらしい。
『ごめんね。もう会えない。私好きな人がいるから。』
ただ、寂しいからって純粋な気持ちを利用したくなかった私ははっきり答えた。
『そーいうはっきりした所も、すげー好き!まー、気楽に会お!友達としてでいいから!がんちゃんの一生のお願いm(__)m』
「ぷっ。(笑)かわいい。」がんちゃんに励まされたいつの間にか眠りについていた。