第2章 離れる気持ちに
翌朝、頭が痛かった。
「ヴー。頭いたい。泣きすぎたー。」
お水を飲もうとしてキッチンへ行く。
敬浩は、ランニングへ行ってるみたいで居なかった。
顔を会わせたくなかったから、彼が帰る前に出掛けた。
と言っても、仕事が休みだから朝からやっている駅前のカフェへ取り合えず入る。
私の癒し場所でもあるカフェ。
大好きなミルクティーを飲むと気持ちが落ち着く。
窓の外に目をやるとまだ人もほとんど居ない。
朝だし当たり前だ。
しばらく、ぼーっとしていると人影が目に入った。
「げ、敬浩。」
なんと、敬浩がこちらを睨み付けながらズカズカと店内へ入ってきた。只でさえ目立つのにまずいと思った私はすぐに彼の手を引いて外へ出た。
「なに考えてるの?ばれたら大変なのに。。」
「俺を避けるなんて、生意気なんだよ。」
ほほをつままれた。
「顔見たくないから。」プイっと顔を背けた。
「うー。その顔背けんの、すっげー傷つくからやめて。」