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白雪姫

第1章 朝帰り


今日はパーティーの日。


六時にはお迎えがくる。それまでに、支度をする。
美容院にも行ってきた。


ドレスを着て鏡を見ると、そこに映っているのはまるで別人だった。


「これが私。。。びっくり。」
自分でも、驚くくらいドレスが合っていた。


「早く敬浩に見せたいなぁ。」
そうこうしていると、インターホンが鳴った。


「はーい。」

マンションのエントランスに降りると、驚いたように目を見開くがんちゃんが居た。


「やっほー。今日は、ありがとうね!」


「…。すっげーきれい!」そういうといきなり抱きついてきた。


「ちょっ。こら!」がんちゃんはわんこみたいでかわいい。


「だって、すげーきれいだから。そのドレス似合ってる。さ、行こう。」


「うん。」


会場につくと、テレビで見たことのある芸能人やモデルや沢山の人でにぎわっていた。


敬浩はまだ来ていないみたい。

「名無し!飲み物とってきたぞ。」

「ありがとう。じゃーかんぱーい!」

「かんぱーい!」
のどが渇くのか一気にシャンパンを飲み干すがんちゃん。
こうやって見るとがんちゃんって本当に整った顔してる。
スタイルもいいし、タキシードがよく似合う。
じーっと見る私を不思議そうな顔で見返す。


「どうした?寒い?」


「え?ううん。がんちゃんって本当にかっこいいなぁ~って思って。」私にとってはごく普通に言ったつもりだった。
でも、がんちゃんの顔がみるみる赤くなった。


「ちょ、俺飲み物持ってくる。」


「うん?」


一人になった私は、おつまみを物色する。
ふと入口を見ると敬浩がやってきた。
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